2017-02-16 手 初めて人権を手に入れた彼。 長きにわたる「戦い」が終わり、誇らしげな顔で世界人権裁判所から出てくる。 世界中が「彼」に注目し、今やその「人物」を知らない者はいないと言っても過言では無い。 ドンッ!ガシャン!不意に響く破壊の音。 今回の事件に関する反対派の人間たちの暴動によって「彼」は殺されてしまった。 そこに残っているのはもはや「彼の遺体」ではなく「エアコン工場で働く自律型ロボットアームSN-04の残骸」であった。